五階から大きな島が見える。

初心者が色々なことをやっていくブログです。フリーゲームの感想、ゲーム制作での覚書、そのほか色々。

フリーゲーム「涅槃」プレイ感想

※この記事を書いたのは、時代を感じるゲームが好き、かつある程度グロ要素が好きな奴です。

フリーゲーム「涅槃」をプレイしたのでその感想を書く。

 

「涅槃~完全版~」ダウンロード ↓(Vectorサイトへ)

Vector:涅槃〜完全版〜 (WindowsMe/98/95用ソフト / ゲーム)

 

現在、作者様のサイトはないらしく、このブログで紹介していいのか分からないが一応感想として書く。

 

この作品はリアル描写の傾向が強いゲームであり、かなりショッキングな表現があることで知られている…らしい。おそらくYoutubeで『涅槃 ホラーゲーム』と検索したら誰かしらの方の実況動画が出てくるだろう。

また、『涅槃2』『涅槃3』とシリーズ化する予定だったものの、『涅槃3』を制作中に何らかの事情で開発中止になったらしく、シリーズとしては『涅槃』『涅槃2』の2作品であった。

その『涅槃2』も、現在では公開されておらず、今は一作目である『涅槃』が『涅槃~完全版~』という形でダウンロードできる、という状況なようだ。

いつか一作目の『涅槃』もダウンロードできなくなるのか…?と考えると少し寂しい。

そこは作者様の事情と考え方次第なので、なんとも言えない。

 

現在『涅槃2』は公開されていないが、もしかしたら当時のURLが分かれば『Internet Archive』で過去の記録をたどってダウンロードするのも一応可能かもしれない。

 

Wayback Machine』↓

Internet Archive: Wayback Machine

 

詳しい事情は分からないので、半分間違っているかもしれないが。

かなりグロテスクな描写が多いので、血がドバドバ出るのが苦手な人は避けた方がいいだろう。

 

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本編は、主人公の「私」が誘拐され、どこかの廃墟に閉じ込められるところから始まる。

事件前後の記憶が喪失した状態で、どこかに監禁されているところからスタートするのはホラーゲームあるあるだが、『涅槃』では見知らぬ誰かの凄惨な遺体がどーんと出てくる。

画像は載せない。

廃墟では、他にも誘拐されてきた人々がおり、その大半は惨たらしく殺人鬼に殺されている。

 

主人公は「うわああああああーーーーー!!!!」だったり、「殺される!殺される!殺される!」だったりリアクションは大きいが、襲ってくる殺人鬼に対して不意打ちしたり鉄パイプで応戦したり、やることはけっこう冷静で的確である。

 

イベント中で移動できないときは、画面左上に「EVENT」と表示され、自由に動けるときは「FREE」と表示される分かりやすくて親切な仕様。

これを見て「無言で始まる鬼ごっこイベントでもあるのか?」と思ったが、実際鬼ごっこイベントはあったが、理不尽な即死イベントみたいなものはなく、そこまで難しくは感じなかった。

もっと『青鬼』みたいに、いきなり心の準備なく始まる鬼ごっこイベントがあるものだとばかり思っていたから安心した。

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最初の部屋から出て廃墟を探索していると、殺人鬼に襲われる。

このゲームに出てくる殺人鬼は全員リアル寄りの絵柄なので結構怖い。

殺人鬼と遭遇すると戦闘になるが、成人男性である主人公のHPが50、とリアルな数字である。

殺人鬼は恐ろしい存在だが、鉄パイプでギリギリ撃退できる。

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殺人鬼を倒して、手に入れた鉈で扉の木の板を破壊しつつ、ある部屋で棚の後ろを調べると、同じ監禁された被害者である女性と合流できる。

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生存者たちで協力しつつ、殺人鬼に立ち向かうというホラーゲーム。

逃げる方向を間違うと、殺人鬼たちに挟み撃ちにされてあっさり負けたり。

 

後半になると、クトゥルフ神話の要素が入ってきて、なんとなく殺人鬼たちの背景が分かる気がする。

言われてみれば、主人公やそのほかの仲間たちの肩書きにあるのが「迷い人」というのが、クトゥルフの「探索者」の響きに似ているような気がするなと感じた。

不気味でリアルな空間を探索する恐怖がいい感じのゲームだった。

 

個人的に高画質よりも少し不鮮明な作品の方が、ホラーとして怖いというイメージがある。

「初代プレステのバイオハザードが一番怖かった」、みたいな。

SIREN』とか若干ノイズのある感じが怖いー、みたいな。

画像が微妙に不鮮明なホラーゲームの方が未知への恐怖を想像する感覚があって好きだ。

 

プレイ時間は2時間前後で、そこまでイライラ要素もないので、ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。

 

文章を書くのに慣れていないせいでまとまりがないが一応感想終わり。